こばと通信

トマトさん

作：田中清代　　　出版社：福音館書店

ある暑い夏の昼下がり。真っ赤に熟れたトマトさんがトマトの木からどったと落ちてしまいます。
ミニトマトたちは「ころころぽっちゃん」と冷たい小川の中へ飛び込んでいきますが、体が重くて小川まで転がっていけません。太陽に照らされているうちに、トマトさんはどんどん暑くなってきて・・・。
表紙からはみ出すほどの大きなトマトさんの迫力満点の表情や、擬音たっぷりで夏の暑さや小川の涼しさが感じられる一冊です。

どうする どうする あなのなか

文：きむらゆういち　　　絵：高畠純　　　出版社：福音館書店

ネコとネズミの話し合いの結果は・・・？
深い穴に落ちたネコとネズミ。
敵同士が、ひとまず協力して脱出方法を考えます。
良い方法がないか思案していると、雨がポツポツと降り始め・・・抱腹絶倒のお話です。
穴の深さが細長い縦型で表現されています。